がんの「代替医療」、標準治療より死亡率高い 米研究
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日本でもがんに対する「代替医療」が幅を利かせていますが、同様にそれを受けている人は死亡率が高いのではないかと推測されます。日本の場合、社会的地位の高い人や芸能人ほど、そのような甘い話が来る傾向があるので危険です。保険外診療、自由診療はほとんど無法地帯のようになっていますので、きちんとした規制が無いと被害者がもっと増えてしまうと思います。混合診療の解禁も、このような詐欺まがいの代替医療の促進につながりますので、注意深くモニターする必要があるでしょう。
手術で取り切れなかったがんが「消える」ような特別な治療はありません。お金をいくらかけたって、特別な情報へのアクセスがあったって、特別な治療を受けることができるわけではありません。いわゆる総合病院で受けられるがん治療が、科学的に証明されたベストな治療であることが大多数であることを、もっと多くの国民に知ってもらいたいと思います。
注目のコメント
当然の結果です。
いわゆる「代替医療」は論外と言ってよいですが、「標準治療」というネーミングが誤解を招いています。まるで、ありきたりの治療を指しているかのように感じますよね。
現時点で、エビデンスがあり、最も効果があると考えられるため、ガイドラインなどで推奨されているのが「標準治療」。
特定の大学病院などで研究・開発され、実施されている医療技術のうち、厚生労働大臣の承認を受けたもののことを「先進医療」といい、評価の結果により、公的医療保険の対象に移ったり対象から外れたりします。つまり、先進医療にエビデンスが伴って、はじめて標準治療に格上げされる、と考えたほうがよいです。「先進医療」が「標準治療」よりも優れていることは、基本的にはないと言っても差し支えないでしょう。マスコミの医療不信の煽りの結果、代替医療を選ぶ人がいるとするならば、それは最終的に患者を不幸にします。刺激的なタイトルの方が雑誌は売れるかもしれませんが、正しい事を伝えるという、最低限の責任と良心がマスコミに必要です。
まずは身近な専門家を信じてしっかり話すことが大切。
しかしながら、日本の外来診療は薄利多売形式。一人当たり十分に時間をとって話せないという、患者にとっても医師にとっても不幸な状況です。ここは国主導でなんとかしていくべき。