[上海 16日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(CSRC)は15日、市場のボラティリティーが低下する中、上海総合指数<.SSEC>と深セン総合指数<.SZSC>が安定して上昇していることは、金融リスクの抑制に向けた政府の取り組みが奏功していることを示していると指摘した。

CSRCは声明で、主要株価指数の安定した伸び、低いボラティリティー、より適切な市場評価の構造などが、資本市場の安定につながってきたとの見解を示した。

主要指数の継続した伸びは「マクロ経済の安定した成長と供給サイドの構造改革の結果を反映している」とした。

また、過去7カ月の中国の優良株指数の上昇率は、他国の同指数を上回っていると指摘した。

上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数<.CSI300>は、15日終値時点で年初来12%高。一方、S&P総合500種<.SPX>は10.1%高。