選手の命をみんなで守れ! スタンフォードの熱中症対策
NewsPicks編集部
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熱中症が増加した原因には、〇疫学的影響、〇環境温の上昇、〇身体の変化、が挙げられます。
まず疫学的影響ですが、熱中症という病態が認知された事で、今までは「意識障害」などで病名が付けられていた高齢者の救急搬送が熱中症にカウントされるようになりました。そのため実数が実際の値に近づいてます。
次に環境温は確かに上がってますが、たかだか2-3℃では主たる原因ではありません。
一番対策が必要なのは、身体そのものの問題です。現代の若い子達は小さい時からクーラー環境下で過ごし、外で遊ぶ事を規制されるため、汗がかけない身体になってます。実際、生体の汗腺の数はここ20年で半数近くに減少しています。これは遺伝的なものではなく(そんなに早く退化しません)、例えばフィリピン人は我々の倍の汗腺がありますが、日本人もフィリピンで育てばそれぐらいの汗腺の数になります。要は現代人は汗がかけず、体温調整が上手くいかず、暑熱順化がどんどんヘタクソになっているのです。過度な過保護も、考えものです。