[東京 9日 ロイター] - 資生堂 <4911.T>は9日、2017年12月期の連結業績予想を上方修正した。高価格帯の化粧品が好調なほか、買収したブランドの上乗せも寄与する。これに伴い、年間配当計画も前回予想の20円から25円(前期は20円)に引き上げた。

通期の連結売上高は9400億円から9650億円(前年比13.5%増)、営業利益は455億円から560億円(同52.3%増)へと引き上げた。

「SHISEIDO」や「クレ・ド・ポーボーテ」など高価格帯のブランドについては、通期で売上高15―20%増、営業利益で60―70%増を見込んでいる。

1―6月期の連結売上高は前年同期比14.5%増の4721億円、営業利益は同73.9%増の346億円で、売上高、営業利益ともに上期としては過去最高となった。

(清水律子)