「リクルートはこの10年で別の会社になった」情と営業の会社からテックカンパニーへ(後編)
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とても良い記事だった
読んでみて僕が外から見てて思うに、リクルートがこれまで生み出してきた方法論についてはロバスト性が高くて強い、ある種体系立っていて、それを活かす文化や風土もある
今のリクルートが抱えてる課題は、課題に向き合う方法論ではなく、何を課題に設定するか?の方法論にある気がする
事業や市場に対する視点や切り口がこれまでのパラダイムから抜け出せていない事が大きな問題のように見える
マッチングビジネスという土俵からクライアントやカスタマーを見てるから業務支援とかそういう言葉になってしまう
クライアントからすれば、集客やマッチングすらも業務支援の一部だから本当はソフトウェアで解決できる事が沢山ある
Saasビジネスを全領域で本当はもっと推進できるはず
一方のカスタマーをマッチングの瞬間から逆算して見てしまうからLINEとかFinTechへの踏み込みが弱い
という風に外から見ると見える
エアレジやスタディサプリもあって強いように見えるけど、次は?その次は?と考えると明確にイノベーションのジレンマを抱えてるように見える
お金も人材も一杯あるし、きっとどっかで誰かが打破してくと思うから心配全然してないけどね"個人的には、新規事業が生まれるスピードは、昔と比べて落ちているのではないかと感じる部分もあります。その結果、社員一人一人が実体験として新規事業に触れる機会があるという、リクルートの強みが薄れているのではないか"というのはまさにその通り。その中でも新規事業にチャレンジするチャンスをくれた古巣には本当に感謝しています。
"新規事業についても、そうは言っても以前は「それで売り上げが上がるのか?」と上から詰められることもありましたが、今では新規事業とはそういうものではないということをしっかり理解して、言いたくても我慢してくれている"というのはちょっと違和感がある。
厳密にいうと、「数字への厳しさがカンパニーによって異なる」のだと思う。新規事業なんて、上手くいくかどうかなんて全然わからないから新規事業な訳で、「それは100億円いく事業なの?その根拠は?」という乱暴な問いは、あまりに繰り返されると「もういいや」という諦めや思考停止を生んでしまうので注意が必要。採用をやっている体感としてはまだまだ営業会社の印象が強い(私が感じるというより、業界的に)
記事にある「テックで解決」はテックカンパニーになる少し前の段階で、その次に「テックで作り出す」というフェーズが来ると考えています
そのためには給与や幹部採用、をドラスティックにやっていくということも必要なのかなと思いますね(リクルートに限らずですが)