[東京 28日 ロイター] - コマツ<6301.T>が28日発表した2017年4―6月期連結決算(米国会計基準)では、営業利益が前年同期比75.9%増の524億円となった。建設機械・車両部門で中国の売上高が倍増するなど各地の増収効果が寄与した。純利益は同2.3倍の364億円だった。2018年3月期の連結業績予想は据え置いた。

4―6月期の売上高は同44.2%増の5612億円。インフラ工事が全国的に進行した中国では引き続き一般建機の需要が拡大し、売り上げが伸びたほか、インドネシアなどでも好調だった。4月に買収を完了した米国の鉱山機械大手ジョイ・グローバル社(新社名:コマツマイニング)を新規に連結した効果もあった。

今期の連結営業利益予想は前期比10.4%減の1560億円。トムソン・ロイターが集計したアナリスト21人の予測平均値は1849億円となっている。