[27日 ロイター] - 米半導体大手インテル<INTC.O>が発表した第2・四半期(7月1日まで)決算は、調整後の利益が予想を上回った。通年の業績見通しを上方修正したことで、時間外取引でインテルの株価は4.2%上昇している。

インテルは通年の1株当たり利益は3ドルの上下5%の範囲になると予想。従来予想から0.15ドル引き上げた。

このほか通年の売上高は613億ドルの上下5億ドルになるとし、従来予想から13億ドル引き上げた。

トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト予想平均は1株利益が2.86ドル、売上高が602億2000万ドルとなっている。

スワン最高財務責任者(CFO)は「上半期の業績が堅調だったこと、パソコン(PC)事業の見通しが上向いていることを踏まえ、通年の売上高と1株利益見通しを上方修正した」と述べた。

第2・四半期の純利益は28億1000万ドル(1株当たり0.58ドル)と、前年同期の13億3000万ドル(同0.27ドル)から増加した。

前年同期は経費削減関連費用として14億1000万ドルを計上。調整後の1株利益は0.72ドルとなり、アナリスト予想平均の0.68ドルを上回った。

売上高は147億6000万ドルと、125億3000万ドルから増加した。

パソコンメーカーに半導体を供給し、全体の売上高に占める割合が最も大きいクライアント・コンピューティング部門の売上高は12%増の82億1000万ドルだった。ファクトセットによる予想は78億8000万ドルだった。

データ・センター部門の売上高は9%増の43億7000万ドルで、ファクトセットの予想44億1000万ドルを下回った。

IoT(モノのインターネット)部門の売上高は26%増の7億2000万ドルだった。

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