富山生まれ「極力採りません」「閉鎖的な考え方が強いです」 本間不二越会長、会見で持論
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注目のコメント
不二越も東京一本化。
ますます東京に人口が集積していきますなぁ。
地方創生無理ゲーって気がします。
しかし、出身地差別は言語道断ですが、そもそも既存の雇用システムだって、ルックス差別、性差別、年齢差別が横行しているわけで、誰が不二越をなじる事ができるのでしょうか。
学歴と職歴と保有スキル以外の情報で人事判断しないようにしていってほしいものです。言わんとしていることはわかるが、ここまで言葉尻を大きく取り上げられるとは思ってなかっただろう。
出身地や年齢、性別、政治思想で就職差別は出来ません。労働法に抵触するでしょう。あくまで言葉の綾だったのかもしれませんが、一応、意図するところの訂正くらいはした方がいいかもしれませんね。
現在の判例によれば、労働者の採用に当たり、使用者は、
[1]雇入人数決定の自由(採用人数を何人にするかの自由)、
[2]募集方法の自由(採用方法を縁故によるか公募とするかなど)
[3]選択の自由(採否の基準を学歴、経験、身体的能力等におくかの自由)
[4]契約締結の自由(適当な人物が居ても最終的に採否を決定する自由)を内容とする採用の自由があるとされています。そして、ここから、採用候補者の身元等の調査についても自由であるとされています(三菱樹脂事件・最大判昭48.12.12民集27-11-1536)。
これらの自由は法律その他に制限されることがあります。(雇用機会均等法ほか)
ただ、言葉狩りみたいになるのもまた違うかなあとは思うんですよね。富山県の県民たちに限らず、地方出身者や地方にマザー工場のある製造業従事者は自分たちの胸に手を当てて考えてみるとよいかもしれない。また一方で、グローバルで戦う企業を標榜するなら工場立地や人材採用、経営陣の陣容含めて経営側もよく自分の胸に手を当てて考えるべきかもしれない。東京本社化なんてちょっと今更だものねえ。
たとえば、「日本で育って、日本で小学校、中学、高校、大学、日本企業、これはいただけない、これからはグローバル社会なのだから一度外資企業に入った人間か、海外で教育を受けた人間しか採用しない」と断言したら、どうなんでしょうかね。どうせやるならそこまでしないと。
東京と地方の対比なんてやってる間にあっという間に海外企業に捲られてしまいますよ。