【小泉進次郎×経産若手】富裕層の年金返上、“シニア一括採用”

2017/7/10
衆議院議員の小泉進次郎氏は、「人生100年時代の制度設計特命委員会」の事務局長を務め「こども保険」や「人生100年型年金」などの実現を推進。片や、経済産業省の須賀千鶴氏は来たるべき「人生100年時代」を前に危機感を抱く30代40代のミッドキャリアの心に突き刺さった「不安な個人、立ちすくむ国家」(通称「若手ペーパー」)を執筆した若手プロジェクトの主要メンバーだ。また、2人はともに36歳という、40歳を意識する世代にいる。そんな2人に、親世代との世代間不公平の問題や、今後の社会保障や働き方について、どこまでが公が主導し、どこまでが自助努力でカバーすべきか──について論じてもらった(なお、「若手ペーパー」には具体的な政策の出口が無いという指摘もあるのに関連し、人材政策全般の責任者を務める伊藤禎則氏が同席した)。
必要なのは「全世代型生活保障」
──小泉さんが、「こども保険」など現役世代や次世代に向けた新しい社会保障のあり方を提言するのは、国民負担がシニア世代に偏っていると認識してのことですか?