中国発ベンチャーが「技術力」で世界に進出し始めた 最前線レポート~中国ベンチャー市場の全貌(第5回)
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記事のまとめ(第5回):
・中国の創業アイテム(テーマ)は大きく5パターン(続)
・イノベーション領域も立ち上がり
ー 「中国固有」:新興国ならではの課題解決
ー 「中国発イノベーション」:
ソフトの北京+月25,000社創業するハードの深セン
Legend Capital朴パートナーとの共同執筆「最前線レポート~中国ベンチャー市場の全貌」の第5回。
「中国ベンチャー市場を読み解く6つのキーワード」の2つ目として、「(2)様々な創業アイテム」(後半)です。
前回は伝統領域中心でしたが、次回がイノベーション領域中心。
この領域からは、さらに先の新興国へのタイムマシンに加え、日本や欧米へのリバースイノベーションも今後増えて来そうです。
前回記事
https://newspicks.com/news/2322136/
次回記事
https://newspicks.com/news/2353697/
☆バックナンバー☆
http://www.dreamincubator.co.jp/news/news_media/32772.html
☆ご参考: 前回の連載シリーズ☆
「中国市場『7つの真実』」(2014~2015年)
http://www.dreamincubator.co.jp/news/news_media/19879.html日本の企業関係者には、こういう記事を参考にしてもらいたいです。日本ではベンチャーがなかなか育たず、大企業傘下の新規事業も失敗し続き。ところが目を海外に向けると、あの中国でもかつてないベンチャーブームに湧いています。国を挙げて、起業支援を行っているからです。しかしそれは、政府の支援があって成功するものではありません。そこには、生き残るための本人たちの必死さと、幼稚すぎるくらい未来に希望を託す前のめりの姿勢があるからです。
日本企業にとって彼らは敵ではありません。製造業であれ、サービス業であれ、日本人が培った品質管理のノウハウを武器に、彼らに対して十分貢献しえるのです。しかも中国には膨大な市場があります。ここに日本勢としての商機を見いだせます。かつて私がいた大企業では、新規開発した商品が悲惨な末路を迎えていました。理由は簡単です。大企業の基準で物事を進め、管理職はみんな親会社の顔色を見ていました。対象市場としていたのも、日本市場の小さな一区画。構想を広げるという大胆な思考はもとよりなかったのです。そして現場は、親会社の支援がないことに愚痴を垂れるばかり。ないなら、ないなりの必死さが見られませんでした。日本勢は、中国勢から刺激を受けつつ、彼らの成長にタイアップしてみてはいかがでしょうか。欧米と日本の大学・研究機関出身の差をどう挽回するか。「先端技術の世界では、まさに欧米の大学・研究機関出身の優秀な中国人技術者が、ベンチャー界に飛び込み、豊富な投資資金をバックに、最先端をひた走る、ということが起こり始めている」