千代田区の昼人口、夜の14倍 企業や役所集中、国勢調査
コメント
注目のコメント
急速な都市中心部の人口増がここでもはっきり数字に出ている。東京への人口集中はずっと続いていることではあるけど、千代田区や港区のような最も都心の地域に住宅供給が始まって、昼間人口が増え始めたのは、ほんとこの10年のこと。主な理由は住宅供給の規制が緩和したからです。
14倍と書いて驚かす記事かと思ったら、よく読むと「10年調査の17.39倍から下がった」そうです。マンション供給などによるとのこと。
高所得層や外国人向けのサービス付きマンションなど、もっと増えてもいいと思います。
休日の朝、雪駄にジャージの寝ぼけ眼で、JPタワーや東京駅に駅弁を買いに行きたい。千代田区のwebサイトに掲載されている、住民基本台帳に基づく人口の変化を見ると、平成14年11月〜平成29年1月1日にかけては、
区全体の人口:39948→59788
とざっくり2万人増。
で、町丁別に増減を見ていくと、大きく増えているのが
①富士見二丁目 +1757
②三番町 +1391
③飯田橋二丁目+925
④四番町 +907
⑤岩本町二丁目 +887
⑥東神田一丁目 +810
⑦一番町 +724
⑧神田淡路町二丁目 +703
⑨二番町 +660
⑩岩本町一丁目 +632
という感じ。
このうち、大規模な複合開発(事務所+住宅)が行われたのが、①(飯田橋プラーノ、飯田橋グランブブルーム)、⑧(ワテラス)。
その他は、既存建物の建て替えのなかで大型の集合住宅が建設された、もしくはオフィスビルと併設された住宅が設置されたと類推されます。
言葉のアヤかもしれませんが、たしかに千代田区において住宅供給が「規制」されていたわけではなく、ゆえに「緩和」されたわけでもなく。千代田区が定住人口を増やすために政策的に後押ししたのは事実。
その仕組みとして、オフィスビルに住宅を併設させる附置義務住宅制度も使われましたし、それとは別に都市計画法、建築基準法の両面において、住宅が導入されやすいように運用していったという流れもあります。