[東京 23日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前日比2円75銭安の2万0107円76銭となり3日続落した。前日の米株はまちまち、為替も1ドル111円台前半と外部環境主導での上昇を見込めないなか、やや買い優勢で寄り付いた。一巡後はマイナスに転落、以降は前日の終値付近を小幅にもみ合う展開となった。

値がさ株や大手通信株の下落が重しとなった。

TOPIXも3日続落。セクター別では、ガラス・土石、その他製品、その他金融が上昇。半面、水産・農林、海運、食料品が下落した。

東京エレクトロン<8035.T>など値がさハイテク株の一角や、ソフトバンク<9984.T>、KDDI<9433.T>など大手通信株の下落が相場の重しとなった。

SBI証券投資調査部長の鈴木英之氏は「2万円台を固めにきている動き。ただ、過去20年間、2万円を少し超えた水準が天井となっているので、もうこれ以上上昇しないとみる向きが利益確定売りを出している」と話していた。

東証1部の騰落数は、値上がり865銘柄に対し、値下がりが982銘柄、変わら ずが172銘柄だった。

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