為末大と考える。あなたに必要なのは改善か、革新か
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注目のコメント
昨日社員に対して話した話に近い。
昇格とか役職がつくこととかを目指してるうちは「進歩」を目指してるにすぎないけれど、どんな人も無限に「進歩」できないのが現実。だから「進歩」を目指さず「進化」を目指してほしい。なぜなら「進歩」は必ずしも幸せとの相関関係がない、というかある時点から著しく相関関係が逓減するかもしくは逆相関に転じる。でも「進化」は会社のためというより個人の幸せと相関関係が維持される。
出世のためとかお金のためとか会社のためにではなく人間として充足するため、より内発的充足感を持って生きるため「進化」を目指す生き方をしてほしい。
"石川:「進歩」と「進化」というのがあって、この2つは全然違います。目標があり、そこから逆算して前に着実に進む状態が進歩。わかりやすいので、人は進歩しているときは安心できるものなんです。
ところが、経営者になると、わかりやすい進歩というのはなくなり、進化するしかない状況になります。進化の本質は多様性です。わかりやすくいうと、新しいことを学んだり、多様性が広がったりというような引き出しが、どれだけ増えているかだと思います。
トップアスリートも経営者も同じで、進歩の限界まで達すると、それが進歩なのか、後退かわからなくなる。それでも「進化するしかない」という感覚になるのだと思います。"日本は昔から有力企業が変わらないのに対して、米国では有力企業の入れ替わりが激しいので、日本企業は改善が得意で、米国企業は革新が得意なイメージがあります。だから、日本企業は新興国に追随されやすく、米国企業は新興国の追随を許さないのでしょう。つまり、日本企業に必要なのは革新ということになりますね。