WordPressの運営会社が本社オフィスを閉鎖 —— リモートワークに完全移行
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WordPressを運営するオートマチック社のリモートワークはとても有名。MS社員がここに転職した顛末は本にもなっている → マイクロソフトを辞めて、オフィスのない会社で働いてみた (http://amzn.to/2sn6YVA)
リモートワーク推進論者からすると、理想郷のような会社だと思うが、安易に真似しようと思うのは止めたほうが良い。特に日本の会社は難しいだろう。社員には強い自立性と自発性が求められるし、監視体制は小説1984的とも書かれている。
そもそもリモートワークだけでなく、リモートオフィス(東京が本社で福岡にも拠点があるとか)も含めた場合の問題点は、人と人やオフィスとオフィス、人とオフィスの間に主従関係が生まれることによる情報格差なのだ。人数の大小や意思決定者の有無により、主従関係は生まれる。これにより、どんなに情報をオンラインで共有して欲しいと言っても、主となる側で意思決定はされてしまう。ランチで同席した際に仕事の話をすることを禁止は出来ないであろう。通路ですれ違った際にタスクの進捗を確認するのを咎められないであろう。こうしたことの積み重ねが情報格差に繋がり、意思決定プロセスからの排除へとなってしまう。
オートマチックのように、主従関係が生まれないようにする完全リモートワークはその意味で理想だ。そこまでやる覚悟が無いのならば、リモートワークに下手な理想を求めないほうが良い。
なお、リモートワークと言った場合、人によってその意味が異なる可能性があるので注意が必要だ。個人の都合により、たまに在宅勤務するのが許されることを言うケースもあれば、このオートマチックのように、家なりサテライトオフィスが通常の勤務場所である(逆に、たまにオフィスに出社することがある)ようなケースもある。日本では前者のことを指すことも多いので、単にリモートワークと言った場合にはちゃんと定義を確認したほうが良い。Automatticのリモートワークは有名。そもそもサンフランシスコにオフィスがある事を知らなかった。
ある一定の場所に、特定の時間に、ブルーワーカーでもない人たちを、集める事の意義を問うているのではないでしょうか。
職住近接とか言う前に、そもそも賃借料の高い都市部でオフィスを開設しなくてはいけない理由が本当にあるかどうかは経営者の思案のしどころだと思う。
定時にひとところに人を集めなければマネジメントできないというのは一種管理職の甘えと無能に起因するところは大きく、また、そういう前時代的な統制を敷かないと仕事ができないと思われている社員にも問題があるのではないかと思っている。いいねぇ、遅かれ早かれの差分はあるけど日本でも来るよ。そうすると首都圏に集中してる人口は徐々に関東のはしぐらいに拡散する。そうすると、意外と大変なのは鉄道や道路計画や開発してる土木事業。あれって20年規模の計画で巨額投資してるから、時代の流れと計画のミスマッチが生じて税金の無駄とかの騒ぎになるよ絶対。