[国連 22日 ロイター] - 北朝鮮の制裁決議違反を調査している国連安全保障理事会制裁委員会の複数の専門家委員に対し、継続的なハッキングが行われていたことが分かった。ロイターが22日に確認した注意喚起の電子メールによると、攻撃を仕掛けたハッカーらは委員らの仕事に「深く精通している」という。

この電子メールは、同委員会の委員長が国連当局者らや委員会に送信したもの。

今月8日に委員一人のコンピューターにハッカーが侵入したとし、「個人に極めて特化した内容のメッセージとともに、zipファイルが送信された。これはハッカーらが委員会の現在の調査体形や作業方法について非常に詳細に熟知していることを示している」と指摘した。

さらに「2016年にも委員らが同様の攻撃を受けている」とし、今回の攻撃は「一連の攻撃活動」の一環との認識を示した。