[ワシントン 16日 ロイター] - ロス米商務長官とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表が、カナダ、メキシコの両国と結んでいる北米自由貿易協定(NAFTA)について、3国間の協定として維持したいとの方針を示したことが分かった。複数の米上院議員が16日、明らかにした。

ロス、ライトハイザー両氏は非公開の会合で上院財政委員会のメンバーに対し、現在の3カ国の枠組みを選好するとしつつ、カナダおよびメキシコとそれぞれ2国間の協定を結ぶ可能性も残っていると述べた。

デビー・スタベナウ上院議員(民主党)は会合後、記者団に対し「両氏は3国間(の枠組み)をより好んでいる」と述べた。

カナダ、メキシコとそれぞれ2つの2国間通商協定を結ぶ考えを示していたロス商務長官は会合後に記者団に対し、3国間の枠組みを選好しているかどうかについて言及を避けた。