韓国で進む「超高速」高齢化 6割が年金ゼロ
朝日新聞デジタル
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実は日本より、高齢化に伴う社会問題が深刻化する可能性が高いのが、韓国や中国。世界的に見ても、日本の年金制度の質は高い。韓国や中国では年金を含む社会インフラが拡充する前に高齢化が進むため、高齢者の格差問題が深刻だ。
韓国は超高齢化社会を迎えている。そして、高齢者の貧困が深刻で年金制度の整備が遅れた韓国では、高齢者の約6割が年金ゼロだという。国家の責任重大だ。年金制度を改革できないまま、財界と友人との「癒着」をしてしまった前大統領に対する国民の怒りはまだ続いているだろう。韓国で3度、生活した経験がある。敗者、引退した人に対して冷酷な社会だと思う。韓国社会は儒教文化が色濃く残っているが、それは年寄りに対してバス、電車の中で席を譲るとか、年長者への挨拶をきちんとするとかいった程度の話。韓国社会の競争の激しさは、日本人にとって想像を絶するものがある。現役の働き手でなくなった世代、ハンデキャップを負った人びと、競争に負けた人、権力を失った人に対して冷たい社会だと思う。しかも「敗者復活戦」の仕組みが少ない。年金ゼロが6割という驚天動地の数字に対して、韓国社会が焦燥感を抱いているフシがない。「仕方ないだろう」と思う人々が多かったということではないか?
マクロ指標で見る韓国は、購買力平価だとGDPが日本を追い越しそうで、ジニ係数は日本より低いので格差は小さく、依然として3%くらい経済成長していて、全般に良いのだが、こういったミクロで見る韓国は悲惨な話も多く、整合的な理解が難しい。