上司と部下、「人事評価」認識に大きなズレ。公正さは42.9%差
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モチベーションクラウドのデータベースでは「評価や給与の納得感」は全64項目中、3番目に期待度と満足度のギャップが大きい項目であり、多くの会社が課題を抱えています。
人事評価はどこまでいっても、どこかで誰かの主観が入らざるを得ませんので、「公正な評価」は存在し得ませんが、「納得感のある評価」は大切です。
人事評価の納得感は評価制度の設計と運用の両面で決まりますが、多くの場合は運用がうまく出来ていません。
「上司が部下にどのような評価をつけたか?」よりも「上司が部下に信頼されているか?」が納得感の醸成には大きく影響します。
人事評価で同じように80点をつけられたとしても、信頼されていない上司から数値や論理から示された80点と、信頼されている上司から感覚で示された80点だと、後者の方が納得感のあるケースも多いのです。
そのためには、上司が部下のキャリアアップに向けて支援する姿勢を見せることです。人事評価を単なる「査定」として捉えるのではなく、「人材育成」や「モチベーション向上」の機会として捉えて関わることです。
そして、人事評価を多頻度化することです。半年前にやった仕事について、突然評価をされてズレていた場合、それはもう取り戻せません。しかし毎月一対一の面談をしていればすり合わせも容易になります。まあそりゃ上司側が「私は公正につけてません」なんて思って(ても言うわけ)ないですからね。
そもそも公正な評価なんて神様にしか出来ません。100点満点なんて不可能。 じゃあ何をもって健全な評価となるかというと納得感だと思っています。
あと、評価が公正じゃないことを問題視するなら上司のせいではないです。評価制度そのものを疑うべきです。