[サンフランシスコ 25日 ロイター] - 自動運転技術の開発を手掛ける米アルファベット<GOOGL.O>傘下のウェイモは25日、アリゾナ州フェニックス在住の数百世帯に対し、自動運転車による移動サービスの試験を開始すると発表した。同試験に向けてフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)<FCHA.MI>からミニバン500台を取得するという。

ブログへの投稿メッセージによると、ウェイモは最近、一部の世帯に対して自動運転車による移動サービスの試験を密かに実施。同サービスに対する利用者の要望を調査していた。

ウェイモが自動運転車の公開試験に乗り出すのは初めて。自動車の運転席にはウェイモの従業員がオペレーターとして乗車し、フィードバックを得たり、必要な場合には介在させたりするという。

アリゾナにおける新たな試験では、自動運転車に利用者が求めるものや、同サービスの使用方法などを理解するのに役立つ見込み。試験への参加者は同サービスを毎日いつでも利用できるという。