文化は「ルール」があるから面白い

2017/4/29

文化は金を生み出すのか

日本文化の一つの象徴といえば、古都「京都」。その京都は今、文化庁の移転が決まったことで、政官財とも「文化」の振興に燃えている。
ただ、再び注目が集まっている「文化」は、果たして、日本を盛り上げる起爆剤にはなりえるのか。もっと端的にいえば、「文化はビジネスになるのか」──。
NewsPicks編集部は、この「文化」の可能性を探るために、違った角度から日本文化に携わる2人の人物に対談をお願いした。
「料理の鉄人」など人気番組を手掛けた放送作家で、熊本県のマスコットキャラ「くまもん」のプロデューサーでもあり、さらに京都で老舗料亭、下鴨茶寮の再建も担う小山薫堂氏。
そして、米国で経営を学んだ後、京都の老舗である聖護院八ッ橋総本店の取締役を務める鈴鹿可奈子氏。
文化とビジネスのキーマンとも言える2人に、京都・鴨川のほとりにある木戸孝允の別邸にて、新たな「文化ビジネス論」を語ってもらった。