[ウェリントン/ワシントン 25日 ロイター] - 米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド(NZ)の情報機関が25日、NZのリゾート地クイーンズタウンで会合を開く。同国のイングリッシュ首相が明らかにした。

アジア太平洋地域で北朝鮮情勢を巡って緊張が高まりつつある中での開催となるが、今回の会合は定例のもので、各機関の情報共有が目的だという。

「ファイブ・アイズ」と呼ばれる情報ネットワークを構成する5カ国の会合について、イングリッシュ首相は24日に開催自体は認めたものの、議題や出席者について明らかにしていない。

NZ情報機関の元職員であるマッセー大学の安全保障・防衛アナリスト、リース・ボール氏によると、ロシア政府の活動や北朝鮮を巡る核問題が議題になりそうだという。

NZメディアは、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官がクイーンズタウンに到着したと報道。また関係筋は、米中央情報局(CIA)や米国家安全保障局(NSA)、英情報局保安部(MI5)などの幹部らが出席するとロイターに明らかにした。