LINE・田端氏とオイシックス・奥谷氏が語り尽くす『確率思考の戦略論』と数学マーケティング
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注目のコメント
奥谷さんとLINE田端さんの対談記事。先日行ったディズニーシーで全く同じことを感じたのでシェア。
(一部、本文より抜粋)
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森岡さんがネットの記事で「人は満足するからリピーターになるのではない」とおっしゃっていました。たしかに、園内が混みすぎて満足にアトラクションを楽しめなかったからこそ、子供は「次にいつ来るのか」と言うわけです。もし空いていて一気に楽しみ尽くしてしまったら、「もういいや」となってしまいますよね(田端さん)
(中略)
USJの仕組みはソーシャルゲームと同じアルゴリズムだと思います。そもそもコンプリートできないようになっているんですよ。企業側はそれを把握しながら、消費者にはわからないように実践しています。しかも、消費者は毎回同じ場所に行くのに毎回違う体験をすることになるので、余計に実感しにくいわけです(奥谷さん)学びの多い良記事です。以下、メモ。
◼︎数学マーケティングは消費財などの分野では適用可能だがどの分野でも適用できるかは個別判断
◼︎混雑をデザインすることがリピーターにつながる
◼︎記述的・客観的な内容と主観的な価値判断を分けられないことが現実の会議やネット空間
◼︎合理的な準備をベースに、美学や倫理観で決断・実行する
あとは、LINE田端さんの著者への想像力が圧巻です。なるほど。
『森岡さんと直接の面識はないんですが、プロフェッショナルとしてシビアな環境、つまり業績未達であれば解雇されても文句が言えない環境の中で、プレッシャーを感じながらサバイブされてきた方なんだなと率直に思いました。』この本は、確かに数時間は呑みながら語れる名著
「つまり、ネット専業だと個人情報に対する倫理感に疎くなり、儲かるか儲からないかだけの話になってしまいかねません」
「私はマーケターにも美学のようなものがあったほうがいいのではと思います」