農産物の国際基準・グローバルGAP認証取得とは?
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グローバルGAPに対する意識が、生産者だけではなく消費者においても醸成されていくことは、日本の農業において望ましいことだと思います。
昨年、青森県立五所川原高等学校の高校生が、米とりんごでグローバルGAP認証を高等学校で初めて取得され、注目を集めました。
ただし、日本でグローバルGAPを普及させていくことは、現状、とても難しい状況だと思います。安心・安全な農産物が供給され、農業による土壌汚染が問題になっていない日本において、農業生産工程を保証するGAP認証は必要ないものでした。
しかし、今後、輸出拡大を図っていくためには、国際免許であるグローバルGAPが必要となってきます。
農水省は、認証制度取得のための補助金などをつけ、推進していますが、なかなか進んでいないのが現状です。3月にJA全農がGAP認証の研修会を行ったそうですが、参加する農家はとても少なかったそうです。
GAP認証を取得し、維持するためには年間20万~50万円かかります。その費用を捻出するだけのメリットが見いだせていないことが要因のひとつです。
グローバルGAPを普及させるためには、流通でGAP認証のランニングコストを吸収できるような仕組みが必要だと思います。
また、消費者の意識を変えて行くことも重要です。消費者の意識が変われば、消費者のニーズに応えて小売りが生産者にGAP認証取得を求めていくようになり、取得する生産者も増えていくと思います。
グローバルGAP認証取得のメリットを見出している農家さんもいらっしゃるので、国内だけではなく、海外フィールドにも目を向け、今後、どんどんグローバルGAP認証が広まっていって欲しいと強く思っています。
https://www.projectdesign.jp/201404/bornglobal/001257.php認証を取得するしない以前にこのようなものが国際標準としてあるということを消費者を含め日本人は少し知っておいたほうがいい。
もっと言えば認証云々というより、工程管理と危機管理は農業においても必要なんだということを知って、気にして農業に営むことができればと、今より確実に高くは売れるし、無駄も減るはずだ。
私はそう思う。