「ブレグジット後はパリを金融ハブに」ロンドンからの拠点移転を見越し誘致活発化
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昨年の話ですが以下の記事によると国際金融センターランキングは首位がロンドン、2位がニューヨーク。ロンドン以外でトップ10に入った欧州の都市は9位のチューリッヒのみ。他は12位ルクセンブルク、19位フランクフルト、23位ジュネーブ、27位ミュンヘン。本稿にあるパリは29位。
Brexitにより英国がパスポーティングの権利を失う可能性は現時点で否定できませんし、そうなれば多かれ少なかれ影響があることもたしかでしょうが、欧州の他の都市が金融ハブになるというのはそう簡単なことではないでしょう。
それとEUにとっては加盟国の結束を図るためにもEU離脱による悪影響を過大に喧伝したいところでしょうから、この手の話はかなり割り引いて読む必要があるかと思います。
「ロンドンが首位維持、東京は5位 国際金融センターランキング」
https://newspicks.com/news/1800842フランス大統領選の一番の候補ルペン氏もEU離脱を提唱している中、今後ヨーロッパの金融の中心がロンドンなのか、パリなのか、それともその他になるのか要注目。
https://newspicks.com/news/2151226/body
下記記事では英保険ロイズはEU拠点をベルギーにするという報道もある。
英保険ロイズ、2019年にベルギーにEU拠点を設置 英国EU離脱(Brexit)で
https://newspicks.com/news/2159644ゴールドマン等の大手金融機関は、リスクヘッジのためにも欧州本部二頭体制とる事が可能だが、小規模な金融機関が欧州内に2ヶ所別々の本部機能を設けることはリソース的に厳しい。ロンドン本部を閉鎖し拠点を欧州大陸側に移す企業は今後増えると思う。