森永製菓と乳業、経営統合見送り
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先日、東証のコーポレートガバナンスの勉強会で同業他社となる明治ホールディングスのお話を聞いたのですか、乳業のチルドと製菓のサプライチェーンでは、設備や研究開発面の統合効果は薄そうでした。
それでもやるべきと覚悟を決めて統合を選んだ明治と、選ばなかった森永。どちらが正解なのかは、いずれ結果で示されるはずです。1949年に森永乳業が森永製菓の乳業部門から分離独立しており、森永製菓は森永乳業の株式10.5%を保有する筆頭株主です。
両社の事業で重複しているのは冷菓のみであったため、販路拡大や海外展開に弾みがつくとみられていました。両社が統合すれば売上高は単純に合算して8,000億円規模となる予定でしたが、今回は「それぞれの事業戦略への注力で経営基盤の強化を図る」とし、経営統合を見送ることになったようです。