[東京 24日 ロイター] - ヤフー<4689.T>は24日、自動運転技術を開発するソフトバンク傘下のSBドライブ(東京都港区)に出資し、自動運転分野に本格参入すると発表した。ヤフーが提供する地図サービスとの連携や、自動運転から得られるビッグデータの自社サービスへの活用を検討する。

SBドライブが実施した第三者割当増資をソフトバンクとともに引き受けた。出資額はヤフーが約4.9億円、ソフトバンクは1.9億円。この結果、出資比率はソフトバンクが51.1%、ヤフーが48.6%、自動運転技術を研究・開発する先進モビリティ(東京都目黒区)が0.3%となる。

SBドライブはソフトバンクと先進モビリティの合弁会社として2016年4月に設立。路線バスの自動運転や大型トラックの隊列走行などの実用化に向け、開発を進めている。北九州市などと連携、2018年度後半に公道での完全自動運転による実証実験を計画している。

(志田義寧)