黒田日銀、見えぬ緩和出口 就任4年、政策運営困難に

コメント

注目のコメント

• 鈴木 優一

  金融サービス

  ・2017年03月20日

  日銀にはこういった論調の記事に惑わされずに2%の物価安定目標達成のために緩和継続していってほしいものです。それ以上に現行のYCCの枠組みの下では政府が財政出動を一定以上の規模で行うことが必要不可欠ですので、目先は当初予算に足し合わせる形でどの程度補正予算を組めるかが焦点といえるでしょう。
  
  現状で「大規模緩和を終える将来展望を示せるかどうかが焦点」といって拙速に出口を求めて金融引き締めが議論されるようでは、経済情勢の悪化は免れ得ないでしょうし、雇用環境の改善等少なくとも一歩前進している状態から二歩、三歩後退することになりかねないと思います。
• 永濱 利廣

  第一生命経済研究所 首席エコノミスト

  ・2017年03月20日

  逆に、米国が利上げに動けるほど経済環境が良くなっているからこそ、日銀の政策効果が出やすくなっているんですけどね。
• 佐々木 一寿

  研究者、ジャーナリスト、作家、メディア編集者、経済評論家

  ・2017年03月20日

  運営が困難というよりは、すでに金融政策は十分に行われていて、あとはそれ以外、たとえば経済政策でいえば財政政策の拡大や、あるいは市場の需要増を待っているということでは。それらに連動して効果があるようにスキームが組まれている(YCCなど)のですから。困難というよりは、手を打ち静観して分析しているという状況に近いのではないか