フルマラソン1時間台へ。ナイキが挑むシューズ革命(後編)

2017/3/19
ナイキが挑戦する”フルマラソン2時間切り”というプロジェクト「ブレイキング2」。実現に向けた秘策のシューズに迫る。前編はこちら。

プロペラを履いている

オリンピックのメダリストが履いたモデルをもとにしたナイキの「ズーム・ベイパーフライ」は、6月に1足250ドルで市民ランナー向けに発売される。「ブレイキング2」で使われているシューズ「ズーム・ベイパーフライ・エリート」はカスタマイズ仕様。ナイキいわく「コンセプトカー」だ。
5月にはイタリア北部モンツァで、アフリカ東部のトップランナー3人が、フルマラソン「2時間切り」を目指す。ランナーは2016年のリオ五輪で優勝したエリウド・キプチョゲ(ケニア)、ゼルセナイ・タデッセ(エリトリア)、レリサ・デシサ(エチオピア)だ。舞台はF1のイタリアGPの会場として知られモンツァ・サーキットだ。