三越伊勢丹社長退任の百貨店業界、再生は「外商」が鍵に
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注目のコメント
真壁昭夫先生の言う通り、他の業態にない百貨店の強みは、「顧客との濃密な関係性」かもしれませんね。
百貨店の業態にこだわらず、この関係性やブランド力を用いて、業態のトランスフォームを目指していたのが大西洋社長でした。
だから、羽田空港のお店オープンや旅行業者の買収があったんだと思います。
この別のダイヤモンドオンラインさんの記事を読むと、大西洋社長の業態への視点が見えてきます。
http://diamond.jp/articles/-/83913
また、Jフロントさんの百貨店の売り上げ比率は65%、三越伊勢丹さんは92%と大きく出遅れています。
沈む百貨店事業にしがみつくのは、得策でないと思われますが、
新社長がどんな戦略で進めるのか気になるところですねハード的なモノの販売にこだわっている限りは、外商をやろうがビッグデータでなんたらしようが、あまり効果がないような気がします。
モノに内在された価値を分解して、それを組み替えてサービスとして提供する発想が必要だと思います。以前、「売らないドレス屋」に行ってみた記事をブログで書きました。その世界はシリコンバレーでもまだ立証されていないので必ず成功するとはいえませんが、新しい「価値の組み替え」の模索は面白いな、と思っています。
eコマースは、単にモノを売っているのではありません。価値を組み替えて新しくパッケージ化したサービスだったからここまで伸びたのです。完全に持論ですが…
過去はブランド力があるブティックショップがあまりなかったので、それらをグルーピングして集客する総合型ショップである百貨店の意義は大きかった。その集客力にテナント料を支払う構図。
時代の変遷と共に、今ではブティックショップがブランド力を持ち、集客力を逆転している側面もあって、ただ単にグルーピングしてるだけだと、百貨店ビジネスそもそもが成り立ちづらくなっている。総合型ショップでもうまくいってるのが、郊外型の大型ショッピングモール。広い敷地で一日遊べる仕様。
まだまだチャンスありそうです。