【経産省参事官】就職先は「仕事内容」ではなく「人」で選ぶ

2017/3/11
特集「東大・早慶の就活2018年卒」第2部のテーマは、有名企業社長や官公庁幹部ら各界で活躍する先達が語る 「もし22歳に戻れるなら、あの会社に入りたい」だ。今回登場するのは、経済産業省、産業人材政策担当参事官の伊藤禎則氏。伊藤氏の「会社選び」のポイントとは?

もう一度経産省を選ぶ

22歳をやり直せるとして、どこに就職するか──。考え抜いても、選ぶのは本当に難しい。40数年の人生で価値観もそれなりにできあがったときに、「さあ、あなたは何を選びますか」と改めて問われるのは、自分を「丸裸」にすることに等しい。なかなか、厳しい質問だと思います。実際、キャリアは偶然の産物で決まることもありますから。
ただ、ずっと考えてみて、今朝、自分の6歳の息子とも話したとき、「やっぱり経産省を選ぶかも」と口にしていました。
息子は「へー、そうなんだ」と言っていましたが、「僕は、飼っているワンちゃんの病気を治したいから、獣医さんになりたいんだよね」と言うので、息子の方がしっかり考えているのかもと思いました(笑)。