「郵政民営化よりも原発ゼロの方が簡単だよ」 進次郎氏への思いも…小泉純一郎独占インタビュー(後編)
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注目のコメント
後編もPickしてみました。マスメディアの力ってやっぱり相当な影響ですよね。
「絶対安全」「コストは一番安い」「永遠のクリーンエネルギー」こんな謳い文句が確かにありましたね(今もありますが)。
フィンランドですら2基分の最終処分場しかないのに、日本の54基はどうするんだというのはおっしゃる通り。産業廃棄物もまずは処分場がない限り都道府県知事は認可を出さないけど、原発のゴミはどこにも処分場がないのに政府は許可する、というのも当時の見せかけの経済合理性をそのまま踏襲しているのでしょう。
そしてその経済合理性ですら昨今の東電東芝問題などで有事の損失が大きすぎるとのことで危ぶまれています(損保業界が原発事業には手を出さないことが物語っているかと‥)。今は経済合理性の枠を超えて原発維持に必死になっている印象。原子力ムラの利害に大きく関わるからでしょうし、努力報酬不均衡モデルからも人生を原発に捧げてきた技術者にしてもなくしたくないのでしょう。
2013年9月から2015年9月までは0基、また震災後6年間で愛媛伊方と鹿児島川内の2基しか原発は稼働していない(全電源2%未満)にも関わらず、停電が起こったことは一度もないのは確かにそうですね。今は火力発電で代替していますが資源も有限なので、ドイツやスペインが自然エネルギーだけで30%を維持しているのが事実であれば、日本も政府が「原発をやめる、自然エネルギーでやっていこう」と宣言して奨励策を取れば30年もかからないというのはあながち非現実的ではないのかもしれません。
日本の新基準は世界で一番厳しい基準ですと言っているが、フランスやアメリカとの比較もなしに言っているのであれば、確かにそこに論理的根拠はありません。
日本はアメリカと異なり避難計画も作っておらず、テロ防止等のために各原発に自衛隊を張り付けても居ない点から見ても、世界一厳しい安全基準とは言えないとのこと。
上記の小泉劇場型談話に対して私は専門家ではないので一概に鵜呑みにすることはできませんが、一理はありますし共感できる部分は多いです。原発が高コストで危険だと言うのはその通りなのですが、老朽化した火力発電所に依存しすぎている今も決してよろしくはないでしょう。
再生可能エネルギーはまだ全使用量1%未満ですから、原発に代わるエネルギーはどうするのか。
地熱発電でイノヴェイションでも起こらないと難しいでしょう。