【解説】銀行も恐れる、脅威の「コンビニ銀行」の高収益

2017/3/9

ファミマとローソンの攻勢

全国5万7000店、日本全国に張り巡らされるインフラとなったコンビニ。目下の主戦場の1つが「金融」だ。
2016年末からコンビニ各社による新たな動きが相次いだ。
この年4月にゆうちょ銀行の親会社である日本郵政との業務提携を発表したファミリーマート。
10月に、提携の第一弾として、小型ATM3500台をファミマ店内に設置していくことを発表し、さらに2018年1月から、既にファミマに設置されているATMで、ゆうちょ銀行の手数料を原則無料にする方向だ。
ゆうちょ銀行は、全国に2万7314台と最強のATM網を誇る。高齢者や地方の顧客も多いことから、手数料のメリットを生かして、ファミマへの集客につなげる狙いだ。