取引額は1年で15倍にも

スタンフォード大学の同窓生が立ち上げたスタートアップ「ロビンフッド・マーケティング」が、手数料無料のトレーディングアプリで大手証券会社に勝負を挑んでいる。2014年12月に公開されたアプリ「ロビンフッド」のユーザーは100万人に達し、15年に20億ドルだった取引高は300億ドルを超えている。
人気も業界の注目も急上昇中のロビンフッド。だが、手数料無料のビジネスモデルで生き残れるかどうか、疑問の声もあがっている。
ロビンフッドは取引口座を開設する際に最低預入額の設定がなく、米国株とETF(上場投資信託)の取引に手数料はかからない。主な収益源は顧客の口座残高につく利子だ。