ビッグデータ売買に指針 車走行や乗降履歴
日本経済新聞
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匿名加工情報のやり取りが、今後のデジタル経済の正否を分ける。個人情報に戻れないものを匿名加工情報と言い、生身の個人情報をやりとりするわけではありません。IT社会が前提となっている時代であり、過去に戻りたいと思っている人は少ないはずです。前を見ながら穴を塞ぎ、新たな経済を作っていきます。
#福田峰之でした。「個人を特定できない形」でビッグデータを売買するとのことだが、この個人を特定出来ない形、というのが難しい。
例えば個人を特定出来ない形でクレジットカードでの購買履歴を手に入れた企業は、自社のポイントカードなどの個人が特定できる履歴とぶつけることで、自社の顧客の範囲に限ってはその個人を完全に特定し自社以外での購買履歴も獲得することが出来てしまう。
私は使い方を間違えなければ賛成だが性悪説び経てば幾らでも疑念を持てる。データ市場が立ち上がることが期待されるが、その際に必要となるのが記事に示されているようなガイドライン。基準が示されることで取引が活発になると予想されるが、記事に示されている例はやや粒度が荒すぎるように思う。もちろんこの問題はプライバシー保護との兼ね合いが大事なことは分かる。しかし、収入を300万単位で示されても役に立たないのでは無いだろうか。