バフェット氏:ヘッジファンド報酬批判、1000億ドルは浪費-書簡
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まさにUSでロボアドバイザーが台頭した理由の一つですね。
どうせヒトのアセットマネージャーに高い運用報酬を払ってもパフォーマンスが出るとは限らない→だったら徹底的にパッシブに市場連動する商品を組み合わせ、ヒトの手をなるべく介さずに運用してフィーを抑えよう
という発想です。
注目のコメント
そういえば、公開情報で短期的な株価を予測することは不可能、という理論がありましたね・・・。それを信じるなら、短期的な相場変動に乗じて高リターンを狙うプロに払う手数料は無駄になる。そんな話を思い出しました。
プロのファンドマネジャーがインデックス(S&Pみたいな指標)を超える成果を目指して運用する投資信託(アクティブファンド)を全て集めて平均パフォーマンスを算出したら、リターンは傾向的にインデックスより悪かった。素人を含む市場参加者全員の運用成果の平均がインデックスだから、プロが運用するファンドの方が素人より運用成績が悪いことになる。どれだけ悪いかというと、人件費やら取引コストやらに相当する分。それを調整すると素人もプロもパフォーマンスは同じ、というのがその根拠です。
「ヘッジファンド群の16年まで9年間の年間リターンがプラス2.2%に対し、S&P500種のインデックスファンドはプラス7.1%」「ヘッジファンドの利益の約60%は運用報酬に食われていた」という主張は、この説に附合します。
公開情報で短期的な株価を予測することができないならどうするか。事業そのものを見極めてバリューの向上に投資する・・・ン? それって確か、バフェット氏の方針ですね? (^.^)/~~~ヘッジファンドは手数料が高すぎる(特に成功報酬分は詐欺的に高い)、ヘッジファンドに投資する人は賢くない、という2点がポイントの当たり前の話なのだが、バフェットが言ってくれると説得力と影響力があっていい。
バフェットの言うようにヘッジファンドの多くはS&P500をアウトパフォームできておらず、個人投資家が購入する理由に乏しいけど、ヘッジファンドの中でもルネッサンスやシタデル、トゥーシグマのような一部のトップファンドは、手数料差引後でS&P500を大きく上回るリターンをはるかに小さなボラティリティにより、長期間にわたってコンスタントに生み出している。
しかも、これらのファンドは業界平均の2-20を上回る手数料をチャージしているにもかかわらず、市場平均をアウトパフォームし続けている。ただ、こうしたファンドに投資するには最低でも数百万ドル、多くの場合は数千万ドルの資金が必要だから、いずれにしろほとんどの個人投資家にとってはインデックスファンドのバイハンドホールドが正解というバフェットの指摘がそのまま当てはまる。