鴻海傘下入り半年、シャープ反転攻勢「もう黒字化という言葉は使わない」
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これを読むと、結果的には、シャープ騒動は人災だったんですね。
シャープの業績が2四半期、ようは直近半年は黒字だそうです。
社長が事業部長以上に事業を理解し、意思決定スピードを上げて、やるべきことを愚直にやっているだけのように感じます。
まちろんそれが難しいのですが、経営者はそれをやるのが仕事ですもんね。
注目のコメント
「戴社長の下で黒字転換して自信を深めたシャープ」とあります。本当の成果はともかく、たった半年で劇的な変化をもたらした戴社長の手腕はひとつのことを証明しています。日本企業のトップは必ずしも日本人でなくていいのです。日本が非常に遅れているのは、企業経営におけるこのようなグローバル化だと思います。買収当時は、感情論が先行し、また台湾企業を見下すような報道もありましたが、グローバルな市場経済では、資本力を背景にした優秀な人物の傘下に入るのは、日本企業にとって悪い話ではないのです。
日本企業が一番マズイのは、意思決定のスピードです。人の顔色をうかがうのは得意ですが、責任を積極的に取って前に進むのは苦手です。「空気」が支配する雰囲気で、前に進むのも、後に下がるのも、トロトロしていて、私自身もずいぶんイライラしてきたものです。中華系企業と組む機会があったら、ぜひ積極的に、相手に学んでみるのもいいかもしれません。鴻海が主導するとどうなるか?というと業界的には「台湾プライス」が価格交渉で要求されるようになる。ベンチマークは全てInnoluxやGIS向け価格になる。
台湾業界ではAUOやInnolux、TPK、GIS、HTC、などを渡り歩いて短期間で様々なメーカーの部品調達価格に精通する人間が多い。また台湾業界は口に戸が立たないので、基本的にあるメーカーに提示した価格は翌週にはその競合に知れ渡っていることもザラである。
これは部材メーカーからするとかなりの脅威だろう。シャープも価格交渉ではかなり厳しい要請をしてきただろうが。