患者1人に1億円かかっていた!?…再生医療のコスト、初の調査
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ふとした疑問。
最先端医療はコストに見合うようになるのだろうか。例えば、前立腺癌の手術ロボットは1台3億円するらしいが、最先端ロボット手術と、内視鏡(腹腔鏡)手術の時間と出血量にほとんど差はないそうだ。
追記:
先日、ロボット手術と腹腔鏡手術をしている泌尿器科の友人に話を聞いたところ、前立腺癌の手術はおしっこの管(尿道)をいかに長く残すかが勝負だと言っていました。術後合併症が減り、数多くの患者さんが術者の経験や技量に頼らず安全に手術を受けられるなら、ロボット手術を保険で運用していく価値があるのかもしれませんね!
ラーニングカーブが短いというRCTsを見つけられなかったので、とりあえず引用の多かった論文をみてみます。ご意見ありがとうございます!
http://journals.lww.com/annalsofsurgery/Abstract/2010/08000/Efficacy_of_the_Da_Vinci_Surgical_System_in.8.aspx
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1743-6109.2011.02215.x/full最先端の技術はなんでも最初はコストが高いのは当たり前です。
でもそれだけ高いコストの技術にお金や人材が集まるのは、その技術に将来性を感じているからです。そして、今後何かちょっとした技術革新やちょっとしたアイデアを付加したことで、爆発的に市場が伸びる可能性を皆が信じているからでもあります。
再生医療は今まで不可能だった治療を可能に変える夢の技術であり、その技術を求めるニーズは限りなく大きいです。いつか来るその爆発的に普及する分岐点に日本の産学が中心のプレイヤーとして立ち会うべきと製薬業界に身を置く者として強く思います。CiRA八代嘉美先生がリーダーなんですね。再生医療製品のコストダウンは必達課題で、小生も分担参加するAMED事業では10分の1のコストダウン目標を掲げています。まずは1億円を1000万円へ。その場合、細胞培養や分化誘導に精製、保存や運搬のほとんどの工程は自動化されます。日本のものづくり技術や産業の強みが活きる分野であり、世界をリードすることを目指しています。