InsurTech is coming. 新しい保険のカタチ
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保険版FinTech、日本では危うくInsTechなるガラパゴス用語が定着しかけましたが、ほぼInsurTechで決着しました。
InsurTechのモデルについて、なかなかこれというものを見つけられている事業者はいません。銀行が模索している大きなモデルに相当するようなモデルをどう描くか、ということになるのですが、保険はまずリアルなリスクと繋がっていること、そして特に損保はそこから発生する損害額を査定しなければいけないこと、この2点で、銀行や証券のようなデータ処理でできることが多い世界とは少し違う気がしています。
リアルな世界とのつながりが大きいということは、保険の本当の革新はネットワークがリアルに大きくせり出したとき、つまりIoTと価値のネットワークができていく過程で起こる可能性が大きいということです。
その前提で、今なにをするのが正しいのか、ということを巡って試行錯誤をするというのが、今のInsurTechで一番大切なことかと思います。
個別機能のレイヤー、つまり募集、引受、運用、支払の各レイヤーのアンバンドルというテーマで追及されるそれぞれの試みは、まさにこのような大きな時間軸の中で位置付けられる必要があると思います。FinTechの次にイノベーションが起こる領域として、「InsurTech」(インステック/インシュアテック)が、特に米国で盛り上がりをみせています。
なぜ米国でInsurTechなのか? NEC Corporation of Americaの新技術・サービス活用の企画・推進を行うマネージャーが、"新しい保険のカタチ"をレポートします。Oscar Healthは契約者にリストバンド型のウェアラブルデバイスを無料で配布、病気予防のための運動(ウォーキング)を促し、契約者の遂行状況(目標歩数の達成状況)に応じて報奨金が支払われる保険商品を提供しています。
これは面白いですね。
保険を単なるリスク回避として用いるのではなく、健康増進へのインセンティブを与えるものとして捉えると、新しいニーズが生まれそうです。