[パリ 6日 ロイター] - 今年のフランス大統領選を控え、インターネット上の「偽ニュース」対策を講じるため、米フェイスブック<FB.O>と米グーグル<GOOGL.GO>は6日、フランスの複数の報道機関と提携して取り組むと明らかにした。

ソーシャルメディアや情報収集サイトは、米大統領選に関して偽ニュースを誤って広めたことが明らかになり、批判にさらされた。

フェイスブックは、偽ニュースがフェイスブック上に流れるリスクを最小化するため、AFP通信や仏紙ルモンドなどフランスの報道機関8社と提携すると発表した。

フェイスブックのフランスの利用者は2400万人と、同国の人口の3分の1を超える。利用者の報告を基に、同社が提携する報道機関が問題のニュースの真偽をチェックするという。

グーグルも「クロスチェック」と呼ばれる同様の対策に乗り出しており、フェイスブックが支援しているほか、フランスの報道機関17社も参加している。