地方誘客へ「農泊」500地域 観光推進計画の改定素案判明
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昔から農村民泊はあり、平成6年に法律まで用意されています。「農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律」で、俗にいうグリーンツーリズムです。当時は観光は市民権を得ていませんでしたから、見事なくらいに「観光」を忌避した造語をしたのです。この法律で規定された農林漁業体験民宿業に対して旅館業者からは反発はありませんでした。例の安心院の農家民泊がチャンピオンです。
農泊自体はかなり昔から認められています。都市での民泊が議論されるようになり、観光客を地方にも呼び込もう、と言う話も二、三年前から聞こえて来ます。
私も四ヶ所ほどヒアリングに行きました。勿論それなりに農泊実績のあるエリア、それぞれ魅力を持っています。
台湾辺りの修学旅行を招聘したり、やる気のあるリーダーが独自に観光客を呼び込んでいる地域もあります。
但し結果としてはまだ物足りなさを感じました。もう一度同じところにいくか?と言えば、今のところ疑問です。
不便さをわざわざ買いにいくほどのインパクトはない。別世界、非日常、それは一定の快適さの上に成り立つ。
今の農泊を更に盛り上げるには横のネットワーク等がいるでしょう。例えば何ヵ所かがコンソーシアム化した上で、4ヶ所行ったら5ヶ所目無料とか、ふるさと納税のような別の付加価値をつけるとか。
期待はしていますが、今のままでは受け入れ側の高齢化が進むだけ。
公的な立場が俯瞰的な手を打たないと点のままでは限界がありますね。