その転勤、笑えますか? 辞令1枚で家族の人生が変わるのは、仕方ないことなのか
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注目のコメント
取材した女性の言葉が印象に残っています。
「夫が目をキラキラさせて転勤するなら、私も子どもも覚悟できます。でも・・・社員と家族の人生を変えてまで、会社は何を成し遂げたいのか。それがわからないから苦しいんです」
我が家も、10歳の息子が生まれてから5年半、夫は不在。そして今も単身赴任中。覚悟して入社し、わかって結婚したんでしょ、と言われればそれまでですが。異動の内示があるこのシーズンは、来年度の予定も決められず、不安です。人生はそりゃあ変わりますよね。
経験者の観点からコメントします。これまで人生で2度、転勤してます。前職では名古屋に異動になり、現職ではカリフォルニアに来ています。
営業を選んだからには定年までは故郷である讃岐の地には帰れないと就職した時から勝手に覚悟を決めていますが、その自分の覚悟に周りの家族や友人を巻き込んでいるのはいつも少しだけ申し訳ない気持ちになります。しかし、自分の選んだ道なので後悔はありません。
妻は仕事を辞めての家族帯同での赴任ですが、妻の笑顔が家族の幸せ、ということをモットーに奮闘しています。今の転勤が無ければまだ結婚してなかったかもしれませんし、子どもも生まれていなかったかもしれません。今の転勤は確実に私の人生を変えたと思います。ポジティブな意味で。
(大事な友人の結婚式に2度も出られなかったことと、叔父の葬式に出られなかったのは本当に悲しかったですが…)
親の転勤や母との死別で幼少期に何度か引っ越したこともありますが、やはりそれもまた自分にとっては影響の大きい事柄でした。人は人、自分は自分ですから経験の大小や有無の優劣を比較することは出来ませんが、自分にとっては良くも悪くも縁のある話だなあ、と感じます。
この問題を片付けるためには基本的に転勤したくない人が職業選択の幅の自由度をもっと持てるようにしなくてはならず、労働市場の流動性がさらに高まらなくてはいつまでも解決しないだろう。アメリカ人は無理な転勤は受け入れず、辞めて転職する。そのための人脈作りやコネ作り、夕食時間帯や昼食時間帯を使ったネットワーキングにはみんなかなり熱心である。