[東京 26日 ロイター] - 菅義偉官房長官は26日午前の会見で、前日のNY市場でダウ平均株価が2万ドルに乗せたことについて、「米経済をはじめとする世界経済の成長に期待が広がっているということは、わが国にとっても望ましいことだ」と語った。

内閣府が示した中長期の財政試算で、2020年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)が8.3兆円の赤字となったことについては、「経済の好循環が拡大し、消費が改善することによって、また、金融資本市場の推移によっては、税収が試算で示した数字を上回る余地も考えている」と強調。

「大事なことはつじつまあわせのためにPBを一時的に改善させることではなく、経済を成長させ税収を上げることだ」と述べた。

(石田仁志)