「表に出よう。飛び込め。続けるんだ」これがオバマ大統領退任スピーチ全文だ
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「民主主義の大切さ」と「チェンジ」を軸としたオバマ氏の格調高い退任講演。
「表に出よう。飛び込め。続けるんだ。」
「信じてください。「チェンジ」をもたらすのは私の力ではなく——みなさんの力なんだと。
守り抜いてください。独立宣言に書かれた誓約を。奴隷や奴隷制廃止論者たちがささやいた理念を。移民や開拓者たち、そして正義のために行進した人たちが歌い上げた精神を。異国の戦場から月面まで、国旗を立てた人たちによって再確認された信念を。まだ書かれていない、すべてのアメリカ人の核となる信念である、「Yes, We Can」を。
Yes, We Did.
Yes, We Can.
ありがとう。神の祝福がありますように。これからもアメリカに神の祝福がありますように。」
注目のコメント
「我々の憲法は素晴らしく、そして美しい贈り物です。しかし、単なる証書でしかありません。それ自体には何の力もないのです。私たち国民が、それに力を与えるのです。私たちが参加し、私たちが選択することで効力を発揮します。いずれにしても、私たちは自由を擁護します。いずれにしても、私たちは法の支配を尊重し、執行します。アメリカは脆くありません。しかし、自由へと向かう我々の長い旅路に利益は保障されていません。」
憲法学者でもある彼が、この弁を述べる意味を深く考えたい。
憲法(Constitution)は国を表します。つまり彼が言っているのは、国が我々の自由や権利を保証するのではない、我々自身が憲法=国に参加し、それを自ら選ぶ事でそれが成立するということ。
日本でも憲法論議や天皇譲位論で国のかたちがいかにあるべきかという議論がなされています。オバマさんのこの言葉を我々日本人もよくよく考えてみても良いのではないでしょうか。
他にもあらゆる段落を引用したくて仕方ありませんが、得に我々日本人が良く考えるべきだと感じたものを。
「政治的対話が陳腐なものになり、善良な人が公職から遠ざかってしまうと、こうした絆は弱まります。政治的対話が悪意をもって粗雑なものになると、私たちとは違う意見を持つアメリカ人たちが単に誤った方向に導くことになるだけでなく、害悪となります。一部の人間が他の人間よりもアメリカ人らしいと定義すると、こうした絆は弱まります。システム全体を、腐敗はつきものだと決めつける、そして私たちが選んだリーダーを、彼らを選んだ自分の役割の検証もせずに傍観し、非難しているとそうなるのです。」