はくちょう座の連星、2022年に衝突で「新星」誕生か 夜空で最も明るい天体になるかも
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太陽のような星が二つ重力的に結ばれてお互いにぐるぐる回っているのを連星系と呼び、宇宙の星々の約6割はこうした連星系を成している。連星系の星同士は潮汐力によって時間とともにゆっくりと接近するので、やがて合体する。星の合体は、星自身の寿命(※)が尽きる前に、衝突する必要があるので、寿命の長い星同士の連星系に限られる。星が軽いほど寿命が長くなるので、衝突が見られるとすれば質量の軽い星同士の連星系だろう。この記事の天文学者達は、観測データに基づいて合体する時間を理論的に計算して、2022年に衝突すると推定したのだろう。この時代にこのタイミングで肉眼で見える可能性があることは珍しい。
【※】例えば、太陽の寿命は約100億年