本人が一番書きたくないことを書かせたときに売れる
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常に臨戦態勢。
会食の時、お風呂に浸かる時、いついかなる時も表現者の心の揺れや、温度を捉える。精神のかさぶたを剥がす。
石原さんとの切り結ぶような関係が続いて、何十年と経て、三枚のカードを全て切ることになる経緯に驚嘆します。
「キラーカードを切り出すタイミング」が、ここにしかないと言うタイミングで、カードを切り出されている。
「頼みごと100対1」の法則をずっと実践し続けてきたからこそ、ここぞというタイミングで、キラーカードが切れるのだと痛感しました。
「決定的なものを出したい」
情熱大陸で石原さんが見城さんに、書き上げた作品のダメ出しを受けて、腹が立ったが、読み返すとその通りだったというエピソードがあります。
いついかなる時も、表現者に描いて欲しいことや、表現者に対する真摯な向き合い方、内臓を擦り合わせるような関係を築かれているからこそ、ここぞで、カードが切れるのだと感じています。
注目のコメント
本人が一番書きたくないものを書かせないといけない。簡単なことではないが、これは僕も編集者として常に意識している。
〝評価もされないし、売れない適当なものを出したときに、仕事を間に挟んだ人間関係は壊れるのだ。なぜならお互い気まずくなり、会いづらくなるからだ。〟
見城さんが言う通りだと思っている。いい子ちゃんに当たり障りのない仕事をしていたら、相手との関係は傷つくこともないが、深まることもない。どうでもいい編集者の一人になってしまう。
反対に、相手に多少「この編集者は物を言いすぎだ」とか「キチガイだな」などと思われて、相手との関係が危うくなることがあっても、結果的に売れるもの、評価されるものを作れば、むしろ腕を見込まれて唯一無二の関係になる。
しかし、そもそもの信頼関係がなければ、そんなことはできない。
見城さんが、相手に書きたくないことを書かせることができる理由のひとつである
「頼みごと百対一の法則」を紹介する。
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人から何かを頼まれた時は、できる限り引き受けるべきだ。
そのほうが距離が一気に縮まっていく。
「お願い」はこちらが苦労するようなものであればあるほどいい。
「お願い」はこちらがくるしいものでないと、意味がない。難しいことを実現してこそ、頼まれた僕の存在意義が生まれるからだ。
貸しが百になった時、ぼくはその人にようやく一つ「お願い」をする。
それは僕にとってビッグ・ビジネスを実現するために譲れない「お願い」である。たしかに…。そういえば、僕が今まで書いた中でもっとも読まれた記事も、しばらく人に言うことをためらっていた留学時代の失敗経験だった。
http://hiroono.com/ja/2010/03/16/renga/本人が一番、書きたくないことが売れる。格闘技では選手同士が嫌がるカードがファンが見たいカード。如何に口説くかがプロモーターの腕の見せ所です。
『作家だけでなくスポーツ選手もミュージシャンも俳優も、表現者である。』
この言葉は嬉しいです。僕はリング上で、競技ではなく表現をしているという想いがあります。嬉しい。この言葉で自分の競技生活を強くいける。