麻生氏「企業統治改革が最優先」 東証大発会の式典で
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注目のコメント
現時点では企業統治の改革がまだ「形式」に留まっているとの認識の発露で、これは正しい認識。
ところが、「最優先課題」の対策が、「機関投資家と企業の建設的な対話」では、企業統治ないしは株式会社制度、上場制度についての理解が不十分で、担当大臣の解答としては不合格といわざるを得ない。
株式会社の企業統治はそもそも、会社法の問題であり、所管は金融庁ではなく法務省。この理解へ訂正するところから始めて欲しい。そんなことを政治に言われるくらい日本企業のガバナンスは稚拙ということか。「サラリーマン経営者」、「オーナー上場企業」、「取締役相談役」とかそもそも存在してはいけないような概念が未だに存在している。だからこそこの20年、これだけテクノロジーが進化しているのに日本の生産性はほとんど上がっていない。企業改革なくして日本経済の生産性が上がることはない。
企業統治改革の対象となるのは、機関投資家の投資対象となる時価総額上位300-500社程度なので、創業促進の仕組みを作って行くことがさらに重要かと。あとは、事業構造、産業構造の転換を進めて行くしかけですね。企業統治改革だけだと、そこには手が回らないので。
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