この連載について
プロピッカーとNewsPicks編集部のメンバーを中心に、NewsPicksに集ったプロフェッショナルが日々ウオッチしている専門分野の「2017年」を大胆に予測。ビジネス、テクノロジー、政治経済、世界情勢、そしてイノベーションなど、各カテゴリで2017年のトレンドになりそうなムーブメントや知っておきたいビジネスのヒントを指し示す。
この連載の記事一覧

【アマゾン幹部】デジタル決済は、ショッピングの「未来図」を創り出す
NewsPicks編集部 427Picks

【佐々木紀彦】有料、リアル、人。メディア業界の「3つのトレンド」
NewsPicks編集部 828Picks

【NYT】2017年の欧州を襲う「ポピュリズムの波」
NewsPicks編集部 60Picks

【池内恵】中東政治の軸はロシアとトルコ、米国の覇権は希薄化
NewsPicks編集部 99Picks
【櫻田潤】「掛け算」の時代に欠かせないクリエイティビティ
NewsPicks編集部 594Picks

【石破茂】“シン・ゴジラ騒ぎ”を超え、本質的な議論を目指せ
NewsPicks編集部 128Picks

【阪根信一】主婦を洗濯物から解放する、「ランドロイド」の誕生秘話
NewsPicks編集部 155Picks

【加藤出】米FRBが15回も強調した、世界経済の「不確実性」
NewsPicks編集部 54Picks

【田原総一朗】憲法改正と天皇陛下の退位問題はどうなるか
NewsPicks編集部 93Picks

【上山信一×おときた駿】2017年のキーワードは「攻めの都政」
NewsPicks編集部 65Picks
新年から拙文を読んで頂き、どうもありがとうございます。「個人向けの資産運用の簡便法」は、もう十数年くらい、考えては書き、時々書き変えています(大きくはちがわないので、前の方法でもそう問題ありませんが)。今回は、貯蓄計画の重要性と、確定拠出年金など節税が可能な商品の優先的利用を強調した点が特徴です。
読者のポートフォリオに幸運が訪れることを祈っています!
僕自身がどういう運用をしているかと言えば、おおまかに、自分が運営するPEに2割、内外REITに2割、国内債券に2割、ドル建て、あたはドル連動債券(ヘッジなし、投信含む)に2割、外国株式(ヘッジなし、投信含む)に2割といったところです。預金は1割もありません。なるべく相関が低い資産クラスと通貨に分散して投資することしか、今のところボラティリティーから逃げる方法はないように思います。ポジトークと言われるかもしれませんが、過去15年、自分はPEからが投資収益の80%を占めています。
運用資産についてはもちろんリスク資産の配分、どの資産(株や債券等)にリスク資産全体の何割を投資するかというのはもちろん、本記事にもある通りリスク資産と無リスク資産の比率をどうするかがまずもって判断に難儀するところですが、個人的には現状の相場からするとリスク資産の比率を少なめにしておくくらいがちょうど良いでしょう。
また、アセット・ロケーションについては、あくまでも個人的にはですが、確定拠出年金を活用することは賛成である一方、NISAは使い勝手が良いとはいえないと感じているので、使っても使わなくてもどちらでも良いかと思います。
リスクについてよく見落とされがちなのは流動性ですね。今年も昨年に続いて相場の変動が大きいと想定されており、私もその通りと考えていますが、せっかくチャンスと思った時に相場に入れないことはフラストレーションが溜まります。精神的に余裕がないと判断を誤ることにも繋がりますから、つねに流動性は高めに保っておくことを忘れないようにしたいものです。
無リスク資産で国債というと違和感を覚える人が多いですが、国債こそが最大の安全資産です。
トヨタが社債を出しても国債よりも金利が高いのは、国債の方がトヨタよりも安心だということ。
当然、メガバンクの預金よりも安全です。
分散投資は、理論的には30銘柄以上に投資すればボラティリティを押さえることができます。
しかし、インデックス連動のETFを使うのが便利。
国債分散投資でよくわからないのが、「為替相場は予想できない」というのがファイナンス理論の結論です(これはこれで重要な結論)。
「予想できない為替リスク」と分散投資の安全性をどう調和させるのか、私にはよく理解できない点です。
シャープ博士は、国債分散投資でOKと説いているようですが…。
今回のお話もいつもの山崎さんのお話と一貫している内容。目新しさも特に無いと言えばそうだが、むしろ全くブレが無いところが信頼出来る。
マクロからの分析を運用方針に反映させないというアドバイスはもっとも。トランプ大統領誕生もその後の相場も予測できた人はほとんどいない事実がその難しさと無意味さを証明している。
今年はついに個人型確定拠出年金がスタート。アセットアロケーションとして使っていきたい。
理論的、実践的バックグラウンドから導出されたシンプルなルール。
詳しく勉強するほどその見事さに唸ってしまう。
黙って従って間違いなし。