「クールジャパン」×「地方創生」の驚くべき〝惨状〟
コメント
注目のコメント
かなりよくまとまっているが、これって、戦後ずっとやってきた補助金行政そのまんま。
すなわち、流行の「クールジャパン」「地方創生」「農業6次化」・・「忍者」(笑)というキーワードを冠に自分たち(自治体、政府)がやりたい事業を紐付ける。
こんな補助金で上手くいった例を知りたいくらい。ちなみに、武雄市長時代、補助金ありきでうまく行った例はほとんど知らない。
武雄市図書館も市民病院の民間委譲も補助金を申請しようという気すらなかった。もし、補助金が来れば、訳の分からん国の役人の言うことを聞かなきゃいけなくなる。話が脱線するが、日本では「誰からも評価されないかもしれないが、これは大事なタスクだからやっている」という人がいるが、それは間違っている。誰も評価しないのなら、それは不要なのだ。または、評価されるようにすることをサボっている。その人がいなくなったら継続されなくても良いのなら、今やめても良い。日本人的なメンタリティだが、評価されなくても大事な仕事をやっている私って素晴らしいと酔っているのに過ぎない。さらに言うと、評価はたいがいの場合、お金に換算できる。お金を払ってでもやって欲しいと思われない仕事はやらなくても良い仕事なのだ。資本主義は問題も多いが、多くの場合は機能する。経済的合理性で考えての判断は間違っていないことが多い。
この記事にあるクールジャパンと地方創生も経済的合理性があるならば、民間企業が参入している。まずは、経済的合理性が働くように環境整備が最初にやることだろう。また、お題が間違っているならば、そこから見直さなければならない。クールジャパンも地方創生も昨年10月まで私が担当副大臣。地方創生は自立性、将来性、地域性、直接性、結果重視の5原則の下、KPIを設定しPDCAを回す仕組みにしてあった。そもそも政務三役が1年でころころ変わることにも行政執行上問題があるが、今回の指摘は大変良い機会であるので、現在私が本部長代理を務めている自民党行革本部で、副大臣として自分が担当した事業を事業レビューシートベースでKPIの妥当性も含めて検証したいと思う。