【徐友漁】私が体験した「文革」。農村での驚愕の経験

2016/11/18
文革から50年を迎えた中国。文革とは何だったのか。そして、今後の中国に政治改革の希望はあるのか。改革派学者の代表格、徐友漁氏にロングインタビューを行った。
前編: 中国の改革派学者は言う。「希望は消えた。何を言ってもムダ」 
中編:「ミニ毛沢東」の登場は今後も続く

私も紅衛兵だった

──徐さんは中国の西にある四川省の成都で育ったそうですが、文革も四川で体験したのですか。
文革が終わって1979年に北京の大学院に行くまで四川にいました。文革が始まったのが19歳のときです。
当時高校を卒業したばかりで、大学受験を準備していましたが、大学入試が中止され、文革が発動されたのです。