米国抜きの「新TPP」を=中ロ参加の枠組み提案-ペルー大統領
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ペルーがアメリカを占領してくれれば、簡単に解決という感じですね。いずれにしても、トランプのアメリカとまともに交渉したければ、中国かロシアと組むぞという脅しが有効なことは間違いないでしょうね。日本の安倍首相にもこの程度のしたたかさがほしいところです。
少し乱暴に要約すると、現行のTPPは、日本が米国の力を背景に中国と対抗しつつ独自の立場で東南アジアに向き合う仕組み。かつて中国が熱心に進めようとした米国抜きの日中韓+アセアンの貿易協定は、応援団を持たない日本を中国が押さえこみながら東南アジアと向き合う仕組みで、日本は東南アジアに独自の立場で向き合い難い。日中韓+アセアンにインド、オーストラリア、ニュージーランドが加わるRCEPは、日本が組める有力国を入れることで中国への対抗力を多少は増す枠組み。
貿易協定の枠組みは地域の力関係に大きな影響力を及ぼします。米国の力を頼むことが難しくなりそうな中、我が国の立ち位置をどう考えるかは難しい。米国抜きで中ロが参加する枠組みに入ったら、我が国はどんな立場になるんだろう・・・ ペルーの大統領がロシアに提案しているだけのことではありますが、考え込んでしまいます。我が国がお隣の大陸の両国に対抗する力を独自に持たない限り、当面、米国を巻き込む努力を簡単に止めるわけにはいかないような気がしないでもありません。荒唐無稽な話でもない気がします。
中ロの参加はどうかと思いますが、アメリカ抜きで新TPP協定を作るのは一つの手です。
そして、アメリカに、あとからでも参加したほうが得だと思わせれば良いわけです。
あとからの参加はすでに決まった内容に従うだけですから口出しもできなくなります。
政府は、そうしたことを含めて、さまざまな想定に走り出していると思います。
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